神戸税務署、不当な差押え、納税者に謝罪
飲食店を営んでいたAさんは、24・25年の消費税を約8万円滞納していました。10月11日税務署から差押え予告通知が届き、10月17日までに納付するように書いていたので、延滞金なども含め全額を銀行で納付しました。ところが、その2日後に銀行から電話があり、「税務署から預金が差押えされました。」と伝えられました。Aさんは急いで税務署に電話し、全額を期日までに振り込んだことを伝えても、頭ごなしに怒鳴り、税務署員は「まだ延滞金が残っている。税務署に来て下さい。」とAさんの話を聞かずに暴言を浴びせたといいます。怒ったAさんは、民商に相談し、民商事務局と一緒に税務署へ抗議に行きました。
Aさんはまず、納税者の話を一切聞かず、暴言を吐くという対応について抗議。そして「振込みを確認せず差押えを行うことはあるのですか。」と聞くと担当税務署員は「あります。」と回答。Aさんは「それはおかしい。今後はこういうことはやめて下さい。」と伝えました。そして、徴収部門の統括官と担当税務署員はAさんに謝罪しました。